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【市場分析】NFT調査・分析サイト8選|無料で使える

NFTの調査・分析をするときに、無料で利用できるサイトをご紹介します。

おすすめの使い方も一緒にお伝えしますが、ぜひご自身なりの使い方を見つけてみてくださいね。もしNFTを触られたことのない方は、こういったツールで調べてみると、新しい出会いや発見があって面白いかもしれませんよ。

登録不要のサイト

CryptoSlam!

おすすめの使い方:まだ出会ったことのないNFTを探す、既知のNFTを追跡する

CryptoSlam!は、NFTコレクション、個別のNFT、ファントークンなどの、販売額・騰落率・販売者数・取引数をランキング形式で表示する、NFTのアグリゲーションサービス。

各種ブロックチェーンネットワークごとのデータと、NFTまたはファントークン全体のインデックスを追跡することもできます。今後リリースされるNFTコレクションの簡単な情報と関連リンクをまとめてチェックできる「Upcoming Drops」が便利です。

NiftyRiver.io

おすすめの使い方:ブロックチェーンの種類ごとに、NFTを探す・追跡する

NiftyRiver.ioは、各種チェーンごとの検索がしやすい分析サイトです。

詐欺の可能性のあるNFTは「POTENTIAL SCAM」と表示してくれます。

基本無料ですが、Ethereum NFTの「DigiRocks」「CryptoFreaks」を購入してプレミアム会員になると、バナー広告がなくなる、NFT Rarity Collections画面の更新頻度が上がる、人気プロジェクトの新規ミント時の通知を受信できるようになる、新規機能へアクセスできるようになる、などの特典があります。2022年12月31日まではプレミアムアクセスが許可されますが、それ以降どうなるかは未発表です。

バナー広告は、Braveブラウザを使っても非表示にできるよ(小声)

Nifty Scanner

おすすめの使い方:気になるNFTの信憑性をチェックする

Nifty Scannerは、IndorseというシンガポールのIT企業の開発した、ブラウザ拡張機能ツールです。

現在Chrome、Opera、Firefox、Braveの4種類のウェブブラウザで利用できます。インストール後、OpenSeaでページを閲覧中に、そのNFTのメタデータとメディアファイルの保存場所、Etherscanスマートコントラクトで検証されているかどうか、Nifty ScannarによるそのNFTの信頼性評価を、それぞれチェックすることができます。

実際に使ってみた画像が以下です。チェックするポイントは赤枠で囲っています。

icy.tools

おすすめの使い方:良さそうなNFTコレクションを探す

icy.toolsは、トレンドのチェック、新規ミントされたNFTの発掘、カレンダーで過去と未来のスケジュールをチェックなどができる分析サイトです。

各コレクションページのFAQで、コレクションの概要や価格データを調べることができて便利です。

プレミアムユーザ(クリプトまたはカード支払い)になると、アラート、チャート、ウォッチリスト機能追加や、お気に入りなどのフィード機能の強化などが行われます。無料ユーザとの違いはこちらで確認できます。

rarity.tools

おすすめの使い方:保有しているNFTのレア度を調べる、割安なNFTを探索する

rarity.toolsは、ジェネレーティブアートとコレクティブルの、レアリティを分析するのに役立つプラットフォームです。

各コレクションページで、コレクション内のレア度に応じたランキングを表示します。「Upcoming」タブでは、直近のセール情報を閲覧することができます。

Dune Analytics

おすすめの使い方:グラフ化されたオンチェーンデータで市況を分析する

Dune Analyticsは、パブリックブロックチェーンのオンチェーンデータを活用した分析サイトです。

Duneの提供する、データ照会・抽出・視覚化のためのサービスを利用してユーザが制作した分析ツールが公開されています。ユーザの制作したツールはオープンソースとして扱われ、他のユーザが更にフォークさせて次のツール制作に利用できるため、ツールが作られれば作られるほど、ユーザが増えれば増えるほど多様なツールが生まれます。登録不要で閲覧できますが、登録するとお気に入り登録とツール制作ができるようになります。

Dune Analyticsは2022年2月にシリーズBラウンドで6,942万ドルの資金調達に成功し、ユニコーン企業の仲間入りを果たしました。当時の従業員数は、わずか16名だったそうです。

登録が必要なサイト

Nansen

おすすめの使い方:トレンド・インデックス・気になるNFT価格をチェックする

Nansenは、オンチェーンデータを追尾して各種インサイトを表示する、ブロックチェーン分析プラットフォームです。NFT以外のデータも豊富に揃っています。(凄すぎる)

機能は限定されますが、無料でもある程度の分析データを表示できます。NFTの「Trends & Indexes」や、「Macro」「Ecosystem」あたりのダッシュボードは、見ていて面白いですし現状把握に重宝します。登録時にメールアドレスの入力を求められますが、ウォレットのアドレスのみでも利用可能です。

Upshot

Upshotは、NFT市場分析のプロバイダ。ブロックチェーンベースの分析向けプロトコルを提供しています。

NFT分析ツール「Upshot Analytics」は現在プライベート運用されており、まもなく一般公開される予定です。2022年8月末現在まだ利用はできませんが、Upshot Analyticsのページからウェイトリストにご自身のウォレットアドレス(またはENS: Ethereum Name Service)を登録できます。

2022年6月には、Upshotが分散型オラクルソリューションChainlink Networkのデータプロバイダとなりつつある旨のレポートが公開されました。

上記のほかにも、2021年にはDeGenDataというDeFi + Generative Art + DataをくっつけたNFT分析サービスがありました。人気のNFTプロジェクトの詳細なデータを閲覧することができたのですが、現在サービス停止中のようです。