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イーサリアムとは?|COTONOCA Academy

要約: イーサリアムは、オープンソースのブロックチェーンプラットフォーム。DApps(分散型アプリ)を構築し、スマートコントラクト(取引の自動実行)を実装できます。イーサリアムは質の高いDAppsを、世界中のユーザが作成・実行できる環境を提供するために開発されました。

イーサリアムは、分散型アプリケーションを構築し、スマートコントラクト(取引の自動実行)を実装できる、オープンソースのブロックチェーン・プラットフォームです。2013年にVitalik Buterin氏によって白書で紹介され、2014年にトークンセールで資金を調達、2015年7月にローンチされました。ネイティブトークンはETHです。

リリース時点で採用されたコンセンサス・アルゴリズムは、ビットコインと同じProof of Workです。

他の仮想通貨の基盤としても機能するイーサリアムの掲げる目標は、分散型アプリケーションのグローバルプラットフォームとなり、ダウンタイム(サービスの停止・中断時間)、検閲、不正等に強いソフトウェアを、世界中のユーザが作成・実行できるようにすることです。イーサリアムに組み込まれたスマートコントラクト機能は、そうした分散型アプリケーションの礎となっています。

イーサリアムの手数料問題

急速な普及とともに、イーサリアムはその処理能力を超えて利用され、多くのユーザにとって高すぎる価格に落ち着きました。増加し続けるイーサリアム需要に加え、1秒あたりの取引数の少ないことがネットワークの混雑する原因となり、取引を処理するために、ユーザは高額なガス代を支払わなければならなくなりました。

この問題を解決するため、基盤となるイーサリアムネットワークに他のブロックチェーンをレイヤーして(重ねて)利用するようになりました。計算力を必要とする処理をレイヤーした層に任せ、計算結果だけを受け取ることで処理を軽くしているのです。

The Mergeアップグレードが2022年9月16日に完了し、イーサリアムはProof of Stakeへ移行しました。これによって、イーサリアム自身の処理能力の向上と、ガス代などの手数料低減の地盤が出来上がりました。

ユースケース: Aave、Chainlink、Compound、Dai、Golem、Polygon、Uniswapなど

共同創業者8名(敬称略): Vitalik Buterin、Gavin Wood(Polkadot、Kusama創設者)、Anthony Di Iorio(Decentral創設者兼CEO)、Charles Hoskinson(Cardano創設者、IOHK CEO)、Mihai Alisie(Bitcoin Magazine共同創業者)、Joseph Lubin(ConsenSys創設者)、Amir Chetrit(Colored Coins)、Jeffrey Wilcke(Mastercoin)