コインチェックで仮想通貨を売買するには、「販売所」か「取引所」を利用します。
ビットコインを手数料無料で取引するには、その「取引所」のほうを使います。
今日はコインチェックの取引所で、ビットコインを売買する手順をお伝えします。
コインチェックのスマホアプリには「取引所」が実装されていません。「取引所」のご利用は公式サイトへ!
板はどうやって見たらいい?
まずは板の見方をご説明します。こちらの画像をご覧ください。

板の見方は、仮想通貨も株も同じです。
板は、買い板と売り板に分かれています。画像の上側が売り板、下側が買い板です。
買い板は「この値段以下なら、この枚数買うよ」という注文のリスト、売り板は「この値段以上なら、この枚数売るよ」の注文リストです。1人で複数の注文を出されているかたもいらっしゃいます。(Botの場合もあります)
「レート」は注文価格(ここでは、1BTCあたりの日本円価格)、「注文量」はコインの枚数です。枚数の横にあるバーで、どのくらいの量の注文かを直感的に把握できます。
板取引をするときは、これらの価格を気にしながら「買い」「売り」の注文をします。
前回の約定価格(取引が成立した価格)に近い値段設定で注文を出すと、売買は成立しやすくなります。画像でいうと、売り板と買い板のちょうど境目あたりが買われやすいし、売られやすいということです。
こんなふうに、仮想通貨取引所ごとにトレードが行われているため、そこには価格差が生じます。この取引所は高めの価格で取引されているのに、あの取引所はそれがものすごく安い、みたいな現象が起こります。なので、適正価格で売買するためにも、CoinMarketCapなどのツールで現在の市場平均価格をチェックしながら売買しましょう。
いますぐにでも購入したい、という場合は、最も安く売ってくれる売り板の価格を指定して「買い」注文を出します。すると、即時で売買完了します。買いたい量が、売られている量よりも多い場合は、足りなかった量の「買い」注文が板に残ります。注文をキャンセルしないかぎり、そのまま誰かが売ってくれるのを待つことになります。「売り」はこの反対です。
購入する
では、実際の購入手順をご説明します。いちばん楽なやり方をお伝えしますね。
まず、買いたい値段に近い買い板の注文を選択します。

すると「現物取引」画面のレートにその数字が入ります。

注文量を入力すると、レートと注文量にもとづいた日本円価格が「概算」に表示されます。

この状態で「買い」を選択、「注文する」ボタンを押します。これで注文完了です。
レートを変えたいときは手入力で変更できます。桁を間違えないよう注意しましょう。
こんなふうに、価格を指定して注文を入れることを「指値注文」と言うよ。長期投資は指値注文だけで十分。逆指値や成行注文は、理解して使わないと怪我のもとだよ。
最小注文数量以下の売買はできません。
※2022年8月7日現在: 0.005BTC以上且つ500円相当額以上
売却する
保有しているコインを売却したいときは、売りたい値段に近い売り板の注文を選択します。

「現物取引」画面のレートが自動入力されますので、注文量を設定します。

この状態で「売り」を選択、「注文する」ボタンを押せば注文完了です。
あとがき
ちなみに、取引所ではビットコイン以外の仮想通貨を売買をすることもできます。

買い方、売り方は今日ご紹介した手順とおなじです。
初めての板取引は、なんだか焦ってしまいますし、うまくいかないことも沢山あると思います。
私の大失敗は、買い板と売り板を間違えて、格安で大量の仮想通貨を売却してしまったことです。注文を確定した直後に青ざめました。地獄です。半年間立ち直れませんでした。私の日本円・・
でも、板取引を覚えれば、もう怖いものはありません。海外の取引所だって使えます。コストを最小限に抑えて、しっかり利益を確保するための、長期投資の必須スキルをひとつ身につけたことになります。
最後まで読んでくれてありがとう! 一緒に色んなことにチャレンジして、ひとつひとつ乗り越えていこう〜。
「販売所」と「取引所」の違いを、こちらの記事にまとめました。
ご覧いただければ、最小限のコストで仮想通貨をお買い物できるようになります!