おはようございます。フェネックです。ときどき徘徊している無言勢です。
VRoid Studioというツールで、Clusterというメタバースプラットフォーム用のアバターを簡単に作ることができます(できました)ので、そのやり方とサービス内容をご紹介します。
下の画像のアバターはまえにつくったものですが、こういうアバターが着せ替え感覚で簡単に作れちゃうので(むずかしかったらごめん)、自分のアバターで遊びたいよって人はぜひ試してみてくださいね。こんな感じでVRoid Hubにアップしたら、設定次第ではVRoid関連アプリでみんなに使ってもらうこともできます。
作りかた
手順
- VRoid Studioをダウンロード (Steam/Windows/Macからいずれかを選択)
- アバターを作って、任意の設定でVRMファイルをExport
- ClusterにVRMファイルをアップロード
こんなこともできた
基本機能で重ね着できるのはすごくいいです。たのしい。
洋服や靴にイラストを付けたりもできます。実際に使った衣装の展開図をここに貼ると再配布になっちゃうのでできないのですが、下の画像のパーカーと靴のロゴと、ほっぺたのほくろ?、左目のロゴは 展開図の画像をVRoid StudioからPCにダウンロード→画像編集でイラストを貼り付け→再アップ の手順で作りました。
目のチャート模様もお洋服と同じように ダウンロード→らくがき→再アップ です。服はとくに、位置調節にちょっとてこずるので、あまり難しく考えず雰囲気とトライアンドエラーでそれっぽくなれ〜。
どういうサービス?
VRoidプロジェクトはピクシブ株式会社(Pixiv)の3D事業、Clusterはクラスター株式会社が管理・運営するメタバースプラットフォームです。
ClusterはVRChat・Virtual Cast・REALITY等と同じ、中央集権型のプラットフォームです。ブロックチェーン技術を用いた分散型のThe Sandbox・Decentraland等と違って一元管理前提のガバナンスです。私はメタバースと聞くと、どちらかというとこちらの、中央集権型のイメージが強いです。
Boothでお買い物してみると、素敵なアバターや小物が販売・配布されているので、ぜひご覧になってみてください。ブロックチェーンに投資されている方の中には、NFTやPlay to Earn前提でメタバースのお話しをされる方もいらっしゃいますが、既存のプラットフォームにはクリエイターエコノミーが根付いています。
ちょっと注意するところ
さきほど各所からもってきた画像を流用した例を挙げましたが、著作権や商用利用可能かどうかなど、データの利用には細心の注意が必要です。上の画像は企業の公式ロゴの引用なので、商用利用はもちろん再配布もできません。ですので、VRoid Hubではダウンロード禁止に設定しています。あくまで個人で楽しむ用です。
Boothで購入、ダウンロードしたデータの扱いには本当に気をつけましょう。制作者さんの意図と違った使い方を間違ってしてしまわないように、readmeを必ず読んで、ルールとマナーを守りましょうね。(ひとつひとつの権利情報に目を通すのは大変ですが、将来的には解決する問題だと思います)
その他の注意点として、スマホだけだとアバターを作るのが大変です。Clusterはスマホだけでも完結できるみたいですが、それでもパソコンがあった方が便利です。
あと、VRoid StudioでExportした3Dデータの拡張子がClusterと違って、VRChatみたいな他のプラットフォームでそのまま使えなかったり、スマホからアップロードできなかったりする場合があったりします。
すごく個人的なことだと、VRoid Studioで一番困ったのは、尻尾がほしくて作ろうとしたときに、髪の毛を流用する方法があるらしいのですが、やりかたがよくわからなかったことです。ほかにも、人以外の形のアバターを作るのが難しいので、そういう?方は、もしかしたらBlenderやUnityみたいな、3Dモデリングできるソフトで自作したほうが、難しめですが早いかもしれません。どちらも無料で始められます。
下の画像はBlenderでしっぽを作っているところ。VRoid Studioで本体を作って、Blenderでしっぽを追加しました。ボーン設定はわからなくてできませんでした。
あとがき
以前はClusterで利用できるアバターのポリゴン数・マテリアル数などに制限がありましたが、2022年1月6日にプラットフォームがアップデートされて、制限がなくなりました! アバターを作るのが簡単になるよ!
あと、試したことはないのですが、もしアバターのVRMファイルをNFTにしたかったら、BlenderにVRMファイルをインポートしてGLB/GLTF形式に変換すればOpenSeaでNFT化できると思います。無料配布によさそうですよね。間違っていたらいけないので確認した画像を置いておきます。
もし変換できなかったり、やり方に一癖あって難しかったりしたらごめんなさい。
それじゃあまたね〜。
ブロックチェーンについて学ぶための知識を、下の記事にまとめています。
コトノカアカデミーでは、ブロックチェーンを全く知らない方でも一から学習していただけるよう、専門用語をなるべく使わず、わかりやすい内容を心がけています。